◆気功とは(1)



 気功とは中国伝統の民間療法、代替療法です。

 人間が思うという行為、気持ちや意思、思念が物質生命体に与える物理的影響を利用した治療法として数千年の昔、中国古代王朝時代から継承されてきた治療法です。

 ※注(日本の法律上は治療ではなく療法と言います)

 国内外には気功師として活動されている方が多くおられますが、気功師と名乗られている方の共通点として理論等は各自様々ですが、患者の身体に手を触れる事なく行う治療法という部分はどこも共通していて、日本では弘法大師空海の真言密教で加持祈祷などと言っていたり最近ではヒーリングと言ったりまたレイキというような名前で活動されている団体もありますが、基本的には同じ原理が利用されているものと私は理解しています。

 昨今の物理科学者や数学研究者の中からそういった精神(思い)が現実に反映する影響をスピリチュアル等と称しそれらに傾倒している人が増えてきた事の背景に、いくつかの発見が理由として存在しています。(それまで多くの科学者の科学的見地からは頭の中で“思う”という行為が目に見える物理的対象に影響を与える事は無い(観測できない)と考えられてきたからです)

 それは

 ・観察者効果の発見
 ・量子もつれの発見

 の2つに集約されるのではないかと思います。

 観察者効果とは物理的にはハイゼンベルクの不確定性原理、数学的にはゲーデルの
不完全性定理などでも証明されているのですが、簡単に言いますと“観察するという行為”が物理的な接触や距離といったような関係性が確認できなかったとしてもまるで“量子もつれ現象”のように“観察対象に影響を与えてしまう”という事をいいます。

 量子もつれ現象とは、先ず量子とは何かという事から説明しなければならないのですが、我々の生活しているこの空間、例えば皆様の目の前の空間もミクロの世界では素粒子(量子)が生まれてては消えという事が無数に繰り返されています。

 その量子がこの世に誕生する時に、なぜか?までは私の知るところではないのですが2つの素粒子が同時に誕生し、消える時もまた2つがくっついて消えていくという現象が確認されています。

 そして、その同時に誕生した量子は宇宙の果てまで飛んでいき何億何千億光年離れた距離に飛んで行ったとしても片方の状態を調べれば片方の状態が解り、片方に影響を与えるとまた片方も同時に同じ影響を受けるというもので、これを量子もつれ現象と言っています。

 細かな物理的数理的な説明は専門家に譲りまずが、わが国の慶応大理学部ではこの量子もつれ現象の人工的な生成にも成功し、順調に進めば量子コンピュータも完成も近いのではないかと言われています。

 量子コンピュータとは、この量子のもつれ現象を利用し距離と時間を越えて信号が伝達する事をコンピュータの演算速度の飛躍的な向上に用いようとするものです。


 参考動画
Nature誌に発表;Si半導体中で量子もつれの生成と検知に成功


 また、最近になって人間の意識が物質に影響を与える事を証明された博士もいたみたいです。


 参考動画
サイエンスゼロ・意識と超能力、念が光子に与えた影響
アインシュタイン・量子テレポーテーション


 これらの現象と太古から行われていた治療行為との間にどのような関係があるのかまだハッキリとした答えは出ていませんが、元気に回復して欲しいと願う気持ちが患者の回復効果を高めているのではないかと私たち気功師は信じています。



 天神医療気功院 代表 前田
 http://qigong-clinic.blogspot.jp/


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